転職のための自己PRの書き方

希望業務が未経験

 

ある職種に転職したいが、その分野が未経験であるという人も多いかと思います。言ってみれば、今まで経験してきた職種に一貫性がないということでもあります。その点だけをとらえれば、次の会社でもこれまで同様に長続きしないのではないかと採用担当者は懸念するでしょう。

 

職種や業種に一貫性がないことをマイナスにされるのではなく、逆に異なる職種、業種をいろいろ経験してきたからこそ、次の分野でも幅広い活躍ができる可能性があることをポジティブにアピールしましょう。同時に、これからはじっくり専門性を高めていくために腰を据えて取り組むという意志も強調したいところです。

 

要求されているスキル、知識、経験が不足している場合は、不足を補うため、熱心に自己啓発して勉強することも記載しましょう。こうした点は、無理やりこじつけてアピールするのでは逆効果になります。

 

すべての職務経歴をアピールすると、むしろ焦点がぼやけてしまうこともあるので、今までの幅広い経験の中で、今回の応募職種に特に関係した経歴、能力に絞って強調しましょう。これまでの職種、業種に一貫性がなかったとしても、共通した自分の仕事のスタンスなどを記載するといいでしょう。

 

さて、未経験の職種に向けて関連資格を取得したという人もいるでしょう。ここで勘違いしてはいけないのは、あくまでもウリは前職までの実務経験だということです。これまでどういうような態度・姿勢で仕事に取り組んだのか、どんな工夫をして結果を出したのか。相手ができるだけイメージしやすいように数値、評価を具体的に盛り込みましょう。実務経験の中から、希望職種で生かせる要素をいかに探すか、それをいかに最大のウリとしてアピールできるかがポイントです。資格に関する記述は、備考欄にまとめる程度でもいいのです。

 


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